塗り壁のもつ魅力
左官職人によって仕上げられた漆喰などの塗り壁。
日本の歴史的な建造物や、伝統的な町家などでも用いられており、目にされたことがある方も多いのではないでしょうか。
年月を経ても美しい佇まいの塗り壁は、その歴史からも耐久性や安全性が証明されています。
今回は、そんな塗り壁の魅力についてお話しします。
1.自然な色合いと美しい色彩
塗り壁は自然素材を使用しているため、その表面には自然の風合いが感じられます。
漆喰や石灰などの素材は、経年変化によって深みのある色合いになり、建物に独特の趣が生まれます。
2.持続可能な美しさとアート性
塗り壁はその美しさが時間と共に深まる特性があります。
経年変化によって色合いが豊かになり、部屋に独自のアート性を加えます。
また職人の手仕事で施される模様やテクスチャも、部屋に個性と特別感を与え、住む人の暮らしに豊かな価値を提供します。
3.通気性と調湿効果
塗り壁は通気性があり、建物内部の湿気を調節する効果があります。
特に漆喰は湿気を吸収して放出するため、室内の湿度を一定に保ち、木材や壁の劣化を防ぎます。
これにより建物の耐久性を高め、また、梅雨時期でもジメっとしにくく、快適な居住空間に導きます。
4.外壁としての耐久性
現在の外壁の装飾には、成形して高温で焼き上げたタイルを一枚ずつ貼っていく方法や、パネル状の外壁材を貼り付けるサイディングなどの方法もあります。
現在一番よく使われているサイディングは、工場での大量生産が可能なためコストを抑えて施工できるといったメリットがある一方で、経年劣化によるメンテナンスコストが必要になる点には注意が必要です。
一方、左官職人の手作業で仕上げる塗り壁は、以前は施工期間も長く、材料費が高い傾向がありましたが、現代の技術によって日々進化しています。
また時守では、熟練の自社職人が責任をもって施工していますので、比較的コストを抑えながらも、確かな技術でのご提供が可能となっており、私たちも自信をもってご提案させていただいております。
まとめ
塗り壁は外壁と内装の両方で、その自然な風合いや美しい色彩、持続可能な性能が建物に特別な価値を与えます。
自然素材を活かしたデザインと快適性を兼ね備えた塗り壁は、現代の建築においても高く評価され、多くの人々に愛され続けていま