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2024年11月12日 住宅お役立ち情報

地盤改良工事とは?住宅建設の地盤補強を分かりやすく解説

地盤改良工事とは?住宅建設の地盤補強を分かりやすく解説

住宅を建てる際に、地盤が弱いと建物が沈んだり、倒壊するリスクが高まります。そんな危険を防ぐために行われるのが「地盤改良工事」です。今回は、地盤改良工事の種類や必要性、費用、注意点について、分かりやすくご紹介します。


1. 地盤改良工事とは?

地盤改良工事は、住宅の基礎となる地盤を強化する工事です。地盤が弱いと、時間が経過するにつれて地盤沈下が起こり、建物が傾くことがあります。そこで、地盤を強化することで、建物を安全に支えることができます。


2. 地盤改良工事が必要なケース

地盤改良工事が必要かどうかは、以下の2つの条件をもとに判断されます。

  • 地耐力が低い場合:地面が建物を支える強さ(地耐力)が20~30KN/㎡以下の軟弱地盤。
  • 周辺の土地情報:埋め立て地や盛り土がされている土地、過去に陥没があった土地、液状化の可能性がある土地。

地盤調査を行い、地面の強さを確認することが非常に重要です。時守では建設の際に地盤調査を必ず行い、安全な地盤であることを確認します。万が一地盤改良が必要となった場合も、お客様に包み隠さずお伝えし、関係各社と連携しながら地盤補強工事を行います。すべてのお客様に住宅の地盤が強固で安全であることにご安心いただいたのち、建設に取り掛かることをお約束します。


3. 地盤改良工事の種類と特徴

地盤改良工事にはいくつかの方法があります。

(1) 表層改良工法

地盤の表面をセメントで固める方法です。深さが浅い軟弱地盤に適しています。

  • メリット:比較的リーズナブルで、小型機械でも施工可能。
  • 注意点:勾配が急な土地や地下水位が高い土地では施工が難しい。

(2) 柱状改良工法

円柱状の固い地盤を作り、建物を支える方法です。2~8メートルの深さの軟弱地盤に有効です。

  • メリット:リーズナブルで支持層がなくても施工可能。
  • 注意点:特定の地盤では固化不良が起こる可能性があるため、慎重に選ぶ必要があります。

(3) 小口径鋼管杭工法

鋼管を地中に打ち込んで建物を支える方法です。最大で30メートルまで補強できます。

  • メリット:高層建物や重い建物にも対応可能、施工後の地盤強度が高い。
  • 注意点:施工中の騒音や振動が大きくなる可能性があります。

お客様の土地に最適な工法をご提案させていただきます。


4. 地盤改良工事の費用目安

地盤改良工事にはいくつかの方法があり、それぞれ費用が異なります。目安として以下の費用がかかります。

  • 表層改良工法:30万円~50万円程度
  • 柱状改良工法:50万円~100万円程度(改良杭の数や杭長による)
  • 小口径鋼管杭工法:100万円~200万円程度

費用は土地の広さや地盤の状態によって変動しますので、事前に見積もりをしっかり確認しましょう。


5. おわりに

地盤改良工事は、住宅の安全性を確保するために非常に重要です。地盤改良工事の必要がない強固な土地を選ぶことも大切ですが、残念ながら軟弱な地盤の土地は少なくありません。

地盤調査をしっかり行い、建物を建てても本当に安全なのか確かめることが重要です。時守では、地盤が軟弱と判断された場合は、費用はかかりますが必ず地盤改良工事を行わせていただきます。強固な地盤は、安心・安全な家づくりには欠かせない重要なファクターであり、時守の家づくりにおいてゆずれない部分です。

時守で行った地盤改良工事の様子を以下にお届けしますので、参考にしていただければと思います😊