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2025年05月16日 現場で学ぶ建築知識

【現場で学ぶ建築知識④】上棟とは? 上棟DAYの全記録🏠✨

【現場で学ぶ建築知識④】上棟とは? 上棟DAYの全記録🏠✨

🏠✨ 感動の瞬間!上棟DAYの全記録 ✨🏠

みなさん、こんにちは!家づくりの中で最もワクワクする瞬間といえば「上棟」ではないでしょうか?🤩 今回は一生に一度の経験となる特別な一日の様子をドドンと紹介します!大工さんたちは「建て方」「建て前」と呼び、お祝い行事が行われる場合は「上棟(じょうとう)式」となります。それでは、朝から夕方までの感動の一日をレポートしていきましょう! ※一例となります。建設会社、物件によって異なる場合があります。

🌅 朝の部:グングン成長する我が家の骨格!

🧂 清めの儀式でスタート!

上棟の朝は8時キック・オフ!🕗 作業開始前に朝礼が行われ、建物の四方には清めの塩とお酒がと撒かれます。この儀式は長い歴史を持つ日本の伝統で、「これから建つお家が災いなく、幸せに満ちあふれますように」という願いが込められているんです。✨

道路に鎮座するクレーン車のエンジン音が「ブオーン」と鳴り響けば、いよいよスタートの合図!👷‍♂️👷‍♀️ 大工さんたちは一斉に動き出し、それまで資材を覆っていたブルーシートがサッと取り払われます。

📍 四隅の盛り塩で邪気払い!

「家の四隅を守れ!」というわけで、建物の角には真っ白な塩が山のように盛られ、清めのお酒がと振りかけられます。🍶 これぞ日本古来からの浄化の儀式!工事の安全祈願はもちろん、これから住む家族の幸せも祈ります。土台にパックリと空いたホゾ穴に、柱がスポッと差し込まれていきますよ。

最新の根太レス工法では、土台を固定するアンカーボルトは土台の上には出てこず、24mmもある特厚合板にスッポリと隠れちゃうんです。柱が抜けないようにする「ホールダウン・アンカー」だけが顔を出して、柱とガッチリとボルト締めされます。🔩

土台の下に見える黒いギザギザの「基礎パッキン」は、床下の空気をスーッと通しながら、木材とコンクリートをダイレクトに接触させない緩衝材の役目も果たします。これが木造住宅の長寿命化の秘訣なんですよ!🏡💪

⚡ あっという間に立ち上がる柱たち!

 

スタートからたったの10分!😲 あっという間に1階の柱が全部立ち上がり、まるで小さな森のように柱がニョキニョキ!この時点ではフラフラしているので、すぐに「横架材」と呼ばれる梁や桁がクレーンでヒョイッと吊り上げられ、柱の上部がグルリと繋がれていきます。

角に立つ長~い柱は「通し柱」といって、他の柱より太めでドッシリ!2階まで一気に貫いています。この通し柱には「胴差(どうさし)」という横架材が両方向からギュッと差し込まれボルトで締められます。🔧

普通の柱(管柱/くだばしら)より少しだけ頭が飛び出しているのは、階段部分の柱です。全ての部材には前もって墨で番号がと振られていて、大工さんたちはテキパキと材料を仕分け、まるでレゴブロックを組み立てるようなスピードで家の骨組みを作り上げていくんです!👌

職人さんの技術はすごいですね!!!

🏗️ クレーンがもたらした上棟革命!

今どきの上棟がビックリするほど早く進むのには、3つの秘密があります!

  1. 🔄 根太レス工法の登場:1階床に分厚い合板が敷かれて、足場がバッチリ
  2. ✂️ 構造材のプレカット技術:工場であらかじめカット済みだから、現場は組立てるだけ
  3. 🚜 パワフルなクレーン活用:重い材料もヒョイヒョイ運べちゃう万能アシスタント

作業開始からわずか30分で、梁や桁は柱のホゾ穴にスポッと収まり、2階の床下地もドンドン組まれていきます。🚀

地下足袋を履いた大工さんたちは、まるでサーカスのアクロバットのように構造材の上をスイスイ歩き回り、「掛矢(かけや)」という特大木槌でドッカンドッカンと継手を嵌め込み、水平を確認して、ボルトでギュッギュッと締め付けていきます。神業のような職人技に思わず見とれちゃいますね!👀✨

🏢 午後の部:屋根が完成するまでの熱い戦い!

🔨 小屋組みで家の頭をつくる!

お昼を過ぎると、大工さんたちはチームに分かれてさらにパワフルに作業を進めます!あるチームは建物の水平・垂直をレーザーでピピッと確認しながら「仮筋交い」という振れ止めの斜め材をバンバン釘で打ち込み、プレートやボルトでガッチリ固定!

別のチームは屋根の形を作る小屋束や母屋、垂木などをテキパキと組み上げます。🏗️

最近の屋根下地は昔と違って、畳サイズの構造用合板(野地板)をピッタリと隙間なく敷き詰めるのがトレンド!この野地板は軒下から棟まで続く空気の通り道で結露を防ぎます。屋根のてっぺんには「棟換気」をドーンと設置して、湿気や熱がスムーズに逃げる道を作るんですよ。💨

🛡️ ルーフィングで雨からガード!

野地板が全部敷き終わると、次は屋根職人さんの出番です!「アスファルトルーフィング」と呼ばれる防水シートを敷き詰めていきます。巨大な紙巻きみたいなルーフィングをクレーンでヒョイッと屋根まで運び、軒先からタッカーでカチカチと止めながら、10cmずつ重ねて水上方向に敷いていくんです。🧵

最近はスゴイですよ!🌟 遮熱タイプのルーフィングや雨音を和らげる防音シートなど、ハイテク素材もバンバン使われています。これらの上に、後日素敵な屋根材がドーンと載せられますよ。

大工さんたちは建物の周りにブルーシートをバッと張って雨対策をして、屋根はルーフィングでバッチリ雨仕舞い完了!これで骨格が完成し、お天気に左右されず内部工事に進める準備が整いました。☂️👌

 

🎎 上棟式:古き良き伝統と現代のカタチ

🏮 今どきの上棟式はこうする!

昔ながらの本格的な神事はめっきり減りましたが、建主さんと職人さんの絆を深める特別イベントとして、ミニ上棟式はまだまだ健在です!✨

神社から取り寄せた「棟札」を棟木にカンカンと打ち付けるセレモニーを建主さんに体験してもらったり、屋根の最高地点に「幣束(へいそく)」という御幣をヒラヒラと取り付けて工事の安全を祈願したり。日本の素敵な伝統が今も生きています!🙏

🍡 餅まきでご近所さんと仲良く!

「餅まきパーティー」も再ブーム到来中!🎉 ご近所さんへのご挨拶を兼ねて、工事開始のお知らせと一緒に「本日〇時から餅まきします!」のチラシをポストに投函しておけば、夕方には子どもからお年寄りまでワイワイ集まってきますよ。

クレーン車を使うので警察署から「道路使用許可」もらい、交通整理のお兄さんが安全確認しながら、建主さんご家族が屋根や足場から「いっせーの!」で餅やお菓子をバラバラと撒きます。👪🍬

こうして地域の皆さんと触れ合うことで、「ドンドンドン!」という工事の音も「あ、あの家が建ってるんだな」と温かく見守ってもらえるし、職人さんたちもニコニコ気持ちよく働けるんです。これぞ地域コミュニティの力!💕

🔄 上棟から次へ:家づくりの旅は続く!

上棟が終われば、建物は巨大な養生シートでスッポリと包まれ、この日の感動的な作業にカーテンが下ります。👏

次は外壁の下地や窓枠の取り付け、電気配線のグルグル、給排水管のゴソゴソと、目に見えない部分の大切な作業が続きます。でも上棟ほどドラマチックな工程はないかもしれませんね!

上棟は家づくりの中で最も感動的な瞬間の一つ。朝は何もなかった場所に、夕方には「我が家」の姿がクッキリと浮かび上がる魔法のような一日。「ついに自分の家が形になった!」という実感が湧く、特別な日なのです。🥹✨

💡 知って得する!上棟ミニ知識

🌈 ベストシーズンはいつ?

上棟は晴れの日が理想的!☀️

晴天率の高い春や秋がベストタイミング!特に10月〜11月は「建て方シーズン」と呼ばれるほど上棟ラッシュになります。📅

もちろん、他の時期でも上棟は可能です!

🌲 どんな木材が使われてるの?

現代の木造住宅では、こんな構造材が大活躍しています:

  • 柱材 🌱:杉や檜などのジャパニーズ材料、または強度抜群の米松などの外国産材
  • 梁材 🪵:大きな断面が必要なので、集成材やLVL(単板積層材)がイチオシ
  • 土台 🧱:防腐処理バッチリの檜や米松、超耐久性エンジニアリングウッドなど

🤖 プレカット技術の進化がスゴい!

昔は「ノコギリでギコギコ」が当たり前だったけど、今はCADとつながったハイテクプレカット工場で超精密加工された部材を使います。これで施工精度もアップ↑、工期もダウン↓!最新システムでは0.1mmという髪の毛レベルの精度で加工できちゃうんです!😮


上棟は、家づくりの中で最も「わくわくドキドキ」する一日!👏 プロの職人技と最新テクノロジーの融合により、たった1日で家の骨格が完成する様子は、一生の思い出になること間違いなし!古き良き伝統を大切にしながらも、スピーディーで高品質な家づくりへと進化を遂げてきた日本の住宅建築の素晴らしさが、上棟の一日に詰まっているのです。🏠❤️